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2015年09月25日

【不朽の名作】三國連太郎と山崎努の掛け合いが見事な「利休」

今回紹介するのは戦国時代から安土桃山時代(織豊時代)にかけて活躍した茶人・千利休を題材とし1989年に公開された『利休』だ。

 利休役として三國連太郎が主演した同作品は、豊臣秀吉(当時は羽柴秀吉)が、主導権を握りはじめの頃から、秀吉の逆鱗に触れ、利休が切腹するまでの話となっている。タイトルは「利休」となっているが、実際には秀吉とのダブル主人公のような構図になっており、利休の運命を翻弄する秀吉役は山崎努が演じている。

 利休を題材とした作品といえば、最近では、2013年公開の『利休にたずねよ』が有名だが、この作品が、フィクションを織り交ぜた、色彩重視の作品だとすると、今回紹介する『利休』は、華々しさの中にも、政治闘争や粛正の嵐が渦巻く、重々しい陰が落ちている作品となっている。しかも、利休は傍観者ではなく、その政治闘争の中心にいる人物なのだ。

 現在では後生に残した偉業や文化の影響もあり、利休を茶人(文化人)として認識している人が多いが、その意識のままこの作品を見ると違和感が大きいものとなるだろう。この時代、利休はただの茶人ではないのだ。





Posted by vunhring at 16:46│Comments(0)
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